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小湊秀利「限られた臨床条件の中でのインプラント上部構造−キャストオンからCAD/CAMへ−」 |
国内演者の特別講師として登壇した小湊氏は、キャストオンテクニック、特にスクリュー固定による修復の特徴、利点・欠点を述べた後、氏が長年の臨床経験から考案した「コミナトノブ」を使ってのスプルーイングを紹介した。独特の形に付与されたろう着用ノブによりろう着後の適合制度が大きく飛躍すると言及した。
また、この術式はインプラントだけではなく、普通のブリッジにも十分に適応できることを付け加えていた。
つぎに、CAD/CAMテクニックではPIB(Profera Implant Bridge)の製作ステップ・注意点を紹介し、適合性に関しては5μmという誤差まで迫っており、従来のキャストフレームよりも優れているとのことであった。
最後に氏が言った「インプラント技工の究極は適合にあり」という言葉がとても印象的であり、強く納得させられる内容であった。
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